守屋えおさむクリニックTOPへ
院長ごあいさつ おさむクリニック新聞 関連医療機関 地図・アクセス TOP
〜おさむクリニック新聞から〜
  
1. かかりつけ医について考える
(おさむクリニック新聞1997年5月号より)

 大学病院の勤務医から、地域の一開業医になって早いもので丸3年が経過しました。この間に、医療に対しての視点も考え方も少しずつ変わってきましたが、最近特にかかりつけ医機能の重要性を強く感じるようになってきました。
 「かかりつけ医」という言葉は日本では古くから用いられており、病気になったとき、気軽にいつでも診てもらえる「身近なお医者さん」として、今までもその機能を十分にはたしてきたように思います。しかしながら、高齢化や核家族化などでによる社会構造の変化や、患者さん方の医療に対する要求の多様化、大病院志向などに伴い、以前からの患者さんとかかりつけ医との関係が、少し変わってきたように思います。
 厚生省も、最近の医療費増加の一因が、患者さんの大病院への集中傾向にあると考え、身近な開業医を患者さんの最初の窓口にすることで、医療費抑制を図ろうと考えているようです。昨年(1996年)から倉敷市にも「かかりつけ医モデル事業推進委員会」なるものが発足し、たまたま私もその委員となりましたので、ちょうど良い機会と思い、かかりつけ医についていろいろと考えてみました。
 あるアンケートでは、「かかりつけ医」を決めている方は約35%で、かかりつけ医またはかかりつけの医療機関を決めていると答えた方は70%を超えていました。多くの方がすでにかかりつけの医療機関を持っておられることが分ります。「かかりつけ医」を決めた理由については

1. 病気のことをよく説明してくれる
2. 近いから
3. どんな病気でも診てくれる
4. 信頼できる(腕がよい)
5. 設備が良いから
6. よく話を聞いてくれる
7. いろいろなことを相談できる
8. 必要なとき専門医を紹介してくれる

といった項目が上位を占めていました。皆さんが「かかりつけ医」に求めているのは、身近で気軽、幅広い診療をする医者であることが分ります。
 
 それでは、「かかりつけ医」を持つと、どんな良いことがあるのでしょう。

1. 健康に関する情報の管理をしてもらえます。

例えば、今までの病気のことや、薬のアレルギーなどに関する情報が蓄積されていますので、そのような情報をもとにした診療・治療ができます。

2. 何科の病気かわからないとき、専門の先生や病院を紹介してもらえます。

医療の専門領域が細分化された上に、病院の機能分類が進んだ結果、適切な医療機関を選ぶことが難しくなっています。突然、総合病院に出かけるといったい何科にかかればよいのか迷うことも多いですし、長い時間待たされたあげくに、他の科にまわされる事にもなりかねません。また、大学病院などでは、紹介状がないと、高い初診料を払わなくてはなりません。
我々は、医師会の勉強会などを通じて病院の専門の先生方と病診連携に努めていますので、症状にあった適切な病院や診療科を紹介することができます。

3. 在宅医療を受けることができます

かかりつけ医の中には、在宅医療に熱心に取り組んでいる医師も多く、住み慣れた自宅での快適な療養生活を送っていただけるよう、努力しています。

 その他にも多くの利点がありますが、自分自身を振り返ってみると、まだまだ不十分なことばかりです。今後も、より良い「かかりつけ医」をめざして、さらに努力を重ねてゆかなければと思っております。



〜おさむクリニック新聞から〜

守屋おさむクリニック
倉敷市玉島乙島 932-43
086-522-6131